(第6日目) ニセコ 〜 大間(青森県)天気: 雨 → 土砂降り → 曇り → 晴れ |
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日記より。
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今日も4:00頃起床。
外は雨。でももう慣れちゃったよ。
水はけ良好につき浸水等皆無。
就寝時の気温が低かったようで,薄着だったため少し体を冷やしたかも知れない。頭痛が来そうな気配。
6:00前に出発す。
出発時メーター。
>R5
長万部までの内陸部では流れよく,雨の中,淡々とマイペースで進行することができた。
黒松内付近での雨量はそこそこ。
R5>(長万部)>R5
長万部から南下を始めると風雨がさらに強まってきた。
路上の道路情報掲示板には『大雨洪水警報発令中』とあった。
道理で15mm/h以上降っていたのか…。
視界悪く,また,靴の中までびっしょり雨で濡れてしまい,心身共に少々疲労する。
八雲で手頃なコンビニ(セイコマ)を見つけ,休憩を兼ねて朝食。ラーメン山岡家八雲店の隣。
暖かいものが食べたかった。
カップそばを食い,やはり頭痛の気配が消えていなかったので,予防的に頭痛薬を飲む。
R5>(函館)
タンクバッグの側面の一部がほつれ,穴が開いてしまっていたので,そこから雨水が浸入しやすくなっていた。
とりあえずガムテープを貼って応急処置をしていた。
写真どころではなかったのが残念。
本日は時間的に余裕があるため,大沼あたりで遊ぼうかなどと考えていたが,警報レベルの降雨とあっては方針を転換。
夕方17:00のフェリーに乗るため函館を目指していたのだが,寄り道をせずに函館入りすることにした。
どこに出掛けるにも難儀するような雨降り,そして全身ずぶ濡れだったので,市営谷地頭温泉にて温泉に浸かって時間をつぶすことにした。
到着後,入浴前にさっそくタンクバッグを補修。
少々縫い目が雑になってしまったが,しっかりと縫い付けることができたようだ。
およそ6時間を谷地頭温泉で過ごした。
入浴2回。昼寝1回。
(雨でふやけた指と足裏に湯が浸透したのか,その部分の皮膚に弱い痛みが出る。)
さすがに腹が減った。
雨も峠を越えたようだったので15:00前に出発。
谷地頭温泉。お世話になりました。
雨は小降りになり,午前中にはまるで見えなかった函館山が,すぐそこに見えた。
路面電車の函館市電。
函館山
函館ラーメンを食いたいなぁと思ってたんだけど,事前のリサーチ不足だった。
ラーメン屋のありそうな場所をうろつくが,ことごとく閉店中/中休み中。
(佐野実の写真がデカデカと掲げてある製麺所もあったり。ラーメンが良く食われている町の片鱗は見た気がするのだけれども,やっぱり実際に食わないとねぇ。)
途中,湾岸エリアにある赤れんが倉庫の辺りで記念写真パチリ。
ラーメン店を探し中。あ〜ラーメン食べたい!
R5>R228
また振られた。
このラーメン店も準備中。
半ば諦めて,フェリーターミナルで何か食えるかな?と考え始めていた頃,国道沿いになんともキッチュな店構えのハンバーガーショップを見つけた。
ラッキーピエロ港北大前店
決め手はプレスリー。
プレスリー → アメリカ → ハンバーガー生誕の地 → 美味いかも,という連想でオナカがグゥ。
メリケン・トラッドな感じの店内でした。
帰宅後にWebで調べて分かったんだけど,函館では有名なハンバーガーショップチェーンのよう。
店舗によって調度などのテーマが違っているらしく,この店がたまたま“エルビス”だったらしい。
店舗外壁のピエロの色の塗り分けが「あ〜パン中のセンスっぽいよなぁ」と思って,
ピエロ → 湘南ピ○ロ(我が地元の有力暴走族) → パン中 → 酷い味 ,なんていう失礼な連想(先のプレスリー連想とは相反する)をしてちょっと心配していたんだけど,それは杞憂に終わった。(てか,ピエロの顔ってなんだか怖い。)
チーズバーガー。
パティは120gもあるらしい。アメリカンサイズでボリューム十分。
味も良く,とても美味しい。これは満足度非常に高い。
ポテトに「つけますか?」と聞かれて付けてもらったケチャップはハインツだった。
今度は人気メニューらしい“チャイニーズ・チキン・バーガー”を食べたいなぁ。
しかし今度食えるのはいつだ?
フェリーの時間が迫っていたのでちょっと短い時間だったけど,とてもくつろいだ気分になったのでした。
フェリーターミナルは上記ハンバーガーショップからすぐ近くだった。
大間のそれと比べて,なんという立派なターミナル・ビルなんだろう。
(青函航路が稼ぎ頭なんだろうな…。)
大間航路の船,ばあゆが入港してきた。
その隣の青森行きの船と比べて,ひとまわりもふたまわりも小さい。
乗船チケット購入後,乗船まで20分ほど時間があったのでウロウロと。
蟹ドロップス,烏賊ドロップス…。こりゃなんともスゴイもん作ったね。(買わなかった。)
17:00の出港に備えて,16:30頃乗船。
指示された場所にピタリと停め,ギア1速のまま降車。係員が車両のシート上とステップ付近にタイダウンを掛けて拘束してくれる。
時化て波が高そうだったから後部荷台の荷物を降ろすか尋ねたが,そのままで構わないとのこと。良かった。
2階展望デッキに場所をとる。
オートバイの乗船は4輪より先なので,場所取りには有利ですな。
しかしズボンが濡れているのであまりくつろいだ気分にはなれない。
出港でごんす。
さらば函館。
また来る日まで。
しかし波が高かった。
出港してしばらくはフロアにあるテレビニュースを見ていたんだけど,窓に掛かるカーテンが大きく揺れているのを見てとんでもなく船が揺れていることに改めて気付いた。何かに掴まらないと真っ直ぐ歩けない。
窓から外を見て思わず「おぉ〜〜!」と声が出た。
映像では高波のスケール感が伝わりにくいのが残念。
外洋に馴染みの薄い自分には軽い恐怖を覚えるに十分な大きさの波だった。
3〜4メートルぐらい?もっとかな。
(サイド・デッキは転落防止の関係で立入禁止になっていた。)
90分後,無事大間フェリーターミナルに着岸。
下船待ち中。
大間崎テントサイトに幕営後,町へ買い出しに。
途中のGSで給油。(閉店準備中のところに滑り込んで給油してもらった。感謝。)
16.3km/L @129
夕食は,強風だったこともあり,炊事棟の台所で野菜ラーメンを作って食う。
(大間崎テントサイトには屋根壁付の炊事場があり,コイン式のガス台や,食事のとれるテーブルがある。風雨を凌げるこの建物の中に寝泊まりする者もいるが,そういった者を邪魔で身勝手な者と思う人も少なくないと思うから,余程の荒天時でもない限り,テントを持っているのならば公共の場所であるここを寝床とすることに自分はあまり感心しない。)
自身の食事を済ませた後,他のキャンパーと共にホタテ食い。
平らな方から一焼きしてひっくり返し,平らじゃない方を下にして食うのが一応の作法。
やっとマグロにありつけた。青森産の本マグロ!!
一冊630円だったからなんとか手が出る。せっかくだからと記念に食ってみた。
これも皆でつまむ。味はそこそこ。ワサビが無かったのが残念。
写真は食いかけの本マグロ。
長期旅行の若者が羨ましいと思うような…。
しかし同時に,彼らを少し哀れにも思った。
そんな気分になったのはどうしてなのだろう?
彼らにとって良い旅となることを願いつつ。
深酒はせず,食事中からのビール1本のみで切り上げる。
本日は走行距離少なく昼寝までした割に,少々疲労感が強い。
21:00過ぎ,日記を付けて就寝。
走行:217km
平均時速:16km/h