(第7日目) 大間(青森県) 〜 神奈川天気: 晴れ → 曇り時々雨 |
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日記より。
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4:00に目覚ましを掛けていたけど,4:00少し前に目が覚めた。
外に出ると月が明るく光っていた。
今日は暑くなりそう。
津軽海峡の朝焼け。
カモメは朝から忙しそう。
大間崎テントサイトと我が天幕。
5:00。
支度が調い出発。(雨の降っていない中の撤収はラクチン。)
出発時メーター。
ガソリンは満タン。
大間崎テントサイト>白い道>R338
太陽だ〜!
待ってました。
願掛岩は巨石だった。
ノーファインダーで画角に収まるわけもなく。
能書き。
願掛岩の少し南側でニホンザルの群と遭遇。
間違いなく世界で一番北にいる猿の群の一つであろうと思い,ちょっと感慨深かった。
子猿は赤ん坊らしく,とても小さかった。
R338をクネクネと南下していく。
途中,仏ヶ浦が見えた。
K253との交差点。直進はK253で,川内方面へはそちらの方が近道のよう。
右折して,引き続き沿岸道路のR338を行く。
海峡ラインと名付けられたこの辺りのR338は高原道路の風情。
交通は皆無。早朝の爽やかな空気の中,贅沢な気分で走りを楽しんだ。
流汗台(りゅうかんだい?)と銘打たれたPスペースでトイレ・ストップ。
朝日に朝靄が輝く。
ちょっと色気を出して,自分撮りをしてみた。
陸奥湾越しに津軽半島を望む。
下北半島西岸のR338は走り応えのあるロング&ワインディング・ロードだった。
腹が減ってきた。
道の駅の駐車場に駐車。そこで朝食とする。
もやしって美味いなぁ。
およそ20分間の滞在。
引き続きR338を進行。
脇野沢村の国道クランク。
『突き当たりが神社』って,やっぱり素晴らしい。
青森は,信仰の生きている場所なのだなあということをそこかしこで感じた。
R338で陸奥湾岸を行く。
通勤時間帯となり,道に乗用車が増えてきた。
陸奥湾の表情は穏やかだった。
恐山が見えてきた。
R338>(むつ市)>K176>R279
むつ市内では交通の流れが悪かったが,市外を離れて信号の少ないところでは流れ良く快適だった。
しかしネズミがチューと出てきそうな気がして(特に集落の前後)まったく気が抜けない。
時々陸奥湾と津軽半島が見える。
もうじき下北半島の”付け根”の町,野辺地(のへじ)町に至る。
R279>(野辺地)>R4(チョイ)>K8
R4に至った後,直ぐに県道に。東北町方面へ。
途中,こんな看板が立っていた。
これはなあに? 日本中央の碑 via.wikipedia
K8>R394
護岸されていない自然のままの河を見ると,なんとも良い心もち。
これは,はっきりと快感として自覚しているほど。
自分がそういう類の相当な河フェチだということをこの旅で再認識した。
(今になって思えば,空知川を渡った時の感動が始まりだったのかも知れない。)
自然河岸と草木の茂みと八甲田山塊。
上記フェチにとっては垂涎モノの風景!
R394>R4
R4とR394の交差点付近のサークルKで10時のお茶。
地図を見てプランニング。
GSを求めR4を少々北上し,給油。
15.8km/L @128
もう朝から210kmも走ったか。
R4>R394
七戸町の辺りで少々迷ったが,地元の車の運転者に道を尋ねたりして,R394へ。
八甲田方面へ。
八甲田山!
おそらくK40との交差点。
引き続きR394を進行。(直進)
R394>R394/R103(供用区間)(十和田ゴールドライン)
谷地温泉付近の国道の辻。
右折し,谷地温泉を経て酸ヶ湯温泉へ向かう。
道路状況は悪くない。
しかし大型トラックや観光バス,それに観光車も多く,センターオーバーしてくる対向車多し。
しかし,なんと山深い所なんだろう。
写真はショボイが,景色は雄大で,八甲田山が凄い存在感。
もうじき傘松峠に至る。
酸ヶ湯(すかゆ)温泉に立ち寄り。
入湯料500円。
なんとも懐の深い,素晴らしいお風呂でした。
(おばちゃんの集団と入れ替わりになった。危ないところだったぜ(笑)。)
風呂場から廊下に出ると,壁に棟方志功の見事な書が掲げてあった。
酸ヶ湯温泉の玄関前にて。
(立ちゴケ直前の最後の姿。)
んで,出発時に立ちゴケた…。
いつも財布を入れているウエストバッグ。
走行中はタンクバッグにしまっておくようにしていたんだけど,乗車してから,まだ腰にウエストバッグを付けたままだったことに気付いた。
「あ,タンクバッグにしまわないとね。」
という事で,まだ跳ね上げていないはずのサイドスタンドを頼って車体を左にゆっくりと倒した。
ゆっくりと倒したんだけど,出ているはずのサイドスタンドが出ていなかった(既に跳ね上げていた)というオチ。
ハンドルバーのエンドが設置するのを見届けると同時ぐらいのタイミングでゴロンと受け身。
ヤッチマッタ。
魔が差した。
いわゆる注意力散漫。
急いでリアの積載を解いて車体を軽くして引き起こし。
幸い,破損すると一番高くつくタンクとカウルは損傷を免れた。カウルにガリ傷は付いてしまったが,不幸中の幸いと自分を慰める。
左膝にごく小さな小痣を作った。痛みは無し。
R394>R102
あ〜もう〜(涙)!という気分で十和田湖方面へ。
左ハンドルバーの垂れ角が増大してしまった。Uターン時にタンクに当たるほどではなく良かったが,指が挟まるようになってしまった。
R102(西十和田いで湯ライン)
R102の途中のPの東屋で昼寝を小一時間。
何か飲みたいなあと思いながら再びの進行。
森は広葉樹林で,そして深い。なんとも心地よい進行。
R102>R454
十和田湖に出た!
十和田湖の沿岸道路はとても雰囲気の良い道だった。
造成林ではない東北の自然林の中を通っているからなのだろう。
R454>R104
この交差点で発荷峠方向のR104へ。
十和田湖を背にする。
R104発荷峠。
R104>K2(十和田大館樹海ライン)
直ぐにK2へ外れ,小坂I.C.方面へ。
途中,紫明亭展望台でパノラマってみる。
(注:クリック先はパノラマ写真につきサイズ大。横スクロールで雰囲気出ます。)
K2は十和田湖方向からだとほとんどずっと下り区間だった。
途中の展望台から。
岩手山。わかるかな。
後は帰るだけ,か。
さみしいもんだ。
どんどん標高を下げる。
青看板に東北道の案内が出てきた。
K2>小坂I.C.>東北自動車道
一路東京方面へ。14:15。
ん〜,もっと十和田湖周辺をウロチョロしたかったな〜。
岩手山だ!
カッコイイ山だな〜。
岩手山S.A.
岩手山S.A.にてガス・ストップの小休止。
リンゴソフトを食べてみた。ちょっと水っぽくて,ソフトというよりもジェラードといった風情。
盛岡周辺は常時80km/h規制区間らしく,覆面PCに思いっきりマークされる。
ご丁寧にも,SA出口で僕の出発を待っていてくれたほど(笑)。
しかしGSで給油しているときにけっこうな勢いのコンパクト・カーがSAから出場。それを追って猛スピードで出ていった。
(後で通ったら,2kmぐらい先で獲物を捕獲していた。ご苦労さん。)
17.2km/L @125
高速道はコーナーらしいコーナーが無い〜。
同じ姿勢は疲れる〜。
秋田道との分岐。北上JCT.
田園が広がる。
でも高速道って,意外と脇見がしにくいよね。
(いやいや,高速道じゃなくても脇見はダメだろう!?)
見ての通り,菅生S.A.でガス・ストップの小休止。
腹が減ったので少々早い晩飯とする。
せっかくなので名物いっときます!
牛タン・ハヤシライス。
盛りが良く満足。味は並。牛タンは柔らかかった。
トレー右,大きさ比較用のコインは10円銅貨。
16.9km/L @124
天候は曇り。雨,時々弱くぱらつく。
周囲の交通は概ね110km/h程度で流れている。
120km/h程度を一応の目安に設定し,他より少しだけ速いペースを自分自身の快適ペースとして作り出す。
適宜に追越しをかける事により退屈とそこから生じる緊張の弛緩を防止。
+30km/hとか40km/hとかそれ以上速度を上積みすれば到着がもっと早くなるし,それもある意味楽しいと思うけど,危ないし免許が惜しい。
それにバイクもくたびれる。
(空力が問題になる程度の高速走行は,本気で長時間行うなら油温ぐらいはのモニターをしながらでないと,故障やそれに起因する事故が怖い。)
上河内S.A.でガス・ストップ。
ここが最後の給油となりそうだ。
18.6km/L @124
東北自動車道>東京首都高中央環状線(C2)>首都高湾岸線(B)
東北道の通行料金は9800円だった。
東京首都高700円,横浜首都高600円。
羽田トンネルかそのあたり。
横浜ベイブリッジ。
首都圏に入ってからは,雨の心配は無かった。
空気が夏の空気に変わっていた。
首都高湾岸線(B)>横浜首都高狩場線(K2)>横浜新道>R1
横浜新道150円。
午後10:30頃,帰着。
立ちゴケさえなければな〜。(←まだ言ってる)
しかしこれといった怪我もなく帰宅したことを喜ぶ。
走行:1062km
平均速度:61km/h