(第5日目) ニセコ周遊天気: 晴れ → 曇り → 就寝後に雨 |
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日記より。
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4:00起床の5:15出発。
雨は大丈夫かな?
ここは山間部で,ラジオの入りが悪かった。
出発時メーター。
D66>D58
倶知安方面へ。
少々ガスってるけど,なんとも良い気分。
ニセコ山塊に湿った空気が当たって雲ができているのかな。
五色温泉で公衆トイレを借りた。
ニセコお花畑の付近はハイマツが美しい。
こんな所に道を通して,人間というのは罪深い。
そこを喜んでバイクで通るアホはもっと罪深い。
D58をダラダラと下ります。
日が射してきた!
羊蹄山,見えるかな?!
期待に胸が躍っているのが自分でも良く分かる。
途中にあった『ウインドウズXPの丘』。(勝手に命名)
D58は大好きな道。
チョット幸せかも…。
おーい!よーていーざーん!!!
記念写真も撮ってみた。
やっぱり青空が良い。
北海道の青空は,他とは色が違う気がする。緯度が高いからかな?
このぶんだと,上手くすれば日が高くなった頃に羊蹄山が出てきてくれるかも知れない。
羊蹄山,ラヴッ!!
D58>R5(チョイ)>D478
羊蹄山の北側を東西に走るD478は定規で引いた真っ直ぐな道。
途中で農道に入り込んでみたところ。
倶知安町の平野部は高原風情の丘陵地。
麦もきれい。
左に麦,右にジャガイモ。
ジャガイモは花を沢山つけていた。
ふきだし公園で『羊蹄ふきだし湧水』に立ち寄る。
ガンガン吹き出している。
工業用水や飲料水の重要な取水口でもあるようだ。
台車にいくつもポリタンクを乗せた人が代わる代わるやって来て水を汲んでいく。
名水100選だけど,自分の中ではベスト3にランクインしている最高に美味い水。
(以前,倶知安駅前で羊蹄山系の水を飲んでその虜になった。)
自分も水筒いっぱいに水を汲む。
湧水の冷たさのせいだろう。このぐらいの気温だと流れの周りにモヤが立つ。
ふきだし公園駐車場にて。
D478>D97
羊蹄山の東側から南側までを沿うようにD97で行く。
左前方に見える岳は昆布岳だろうか。
D97
途中のパーキングでお茶にすることに。
羊蹄山を眺めつつ,その恵みの名水でモンカフェ。
D97
一旦羊蹄山山麓から離れ,D97で噴火湾方面へ南下。
豊浦まで21kmとある。
D97は気持ちの良い道だった。
晴天だったら有珠山をみながらのクルージングになったのかな。
D97>広域農道
D97から外れ,広域農道に入り込んでみます。
この先,ループ橋があった。(このまま進めばD914に至るらしい。この道を使って昆布岳周遊も楽しそう。)
一度は西方に向かった進路をUターンして修正。
東方へ向かいます。
洞爺湖方面へ広域農道で。
沿道には農園が多数。
どことは言わないけど無駄に立派な広域農道に,この道のツメの垢を煎じて飲ませてやりたい感じ。
それぞれの農園が沿道に『○○農園』とか『○○牧場』なんて大きな看板を独自の意匠で出していて,それを見ながら進むのがなんとも楽しい。
ここまでちょっと遠かったけど,やっぱり来て良かった。
広域農道>R230>D132
せっかく洞爺湖外輪まで来たのだから寄っておこうと思い,洞爺湖へ。
洞爺中央公園のキャンプ場。
昔滞在したのはここだったか?
しかしろくな写真がないな。
洞爺町の街並み。
昔来たときをちょっと懐かしんでみたりしつつ。
D132(戻る)>R230
R230は流れ良し。
地元車,速い。
引っ張っていってもらってラクチン。
羊蹄山が真正面に。
留寿都(ルスツ)の辺りと思われ。
道の駅で朝食にしようと道の駅ルスツに立ち寄るも,めぼしい食い物無く(開店前だった)早々に出発す。
羊蹄山が頂を覗かせいている。
写真の青看板左にあるコンビニ(ローソン)でパンの朝食。(喜茂別ふるっぷ温泉近く)
腰掛けてモグモグ食べていたら南の方からライムグリーンのZRXのライダーが来た。
ペコリと会釈して,食後にお喋り。
R230>R276
「KCBMですか?」
「ハイ〜」
「KCBMですか?」
「いえ,どうしようかな〜とまだ迷っているところです。」
KCBMに向かうことに決め,ZRXのライダー(kuzuさん)にご一緒いただきキロロへ。
R276も羊蹄山が正面に捉えられる道のようだ。
しかし残念。羊蹄山の頂は再び雲の中。
kuzuさん,from苫小牧。
R276>R393
kuzuさん
苫小牧の中野真矢?!
R393
羊蹄山とkuzuさん。
だんだん空が高くなってきた!
今日は暑くなるかな?
ムッフフフ〜!
ノッホホホー!
チッチキチ〜!
(小樽まで40km)
R393とD36との交差点で信号待ち中にkuzuさんよりアドバイス。
「キロロ方面へ行くとGS無いかも知れないから,ガス欠間近なら赤井川へ寄った方が良いかも」
なるほど!
という事で,ここで一旦kuzuさんと別れ,左折してキロロとは反対の西方へ。
そして果たして赤井川には無事GSがありました。
困ったときにそこにあるGSって,どうして決まってホクレンなんだろう?
ホクレン赤井川にて給油。
お店の女性と
「ガス欠寸前。助かった〜。」
「どこ行くの?」
「キロロ。メーカー主催のミーティングがあるのよ。」
「なるほど,今日はバイク多いわけだ。峠がガスらないといいね。」
というようなことをお喋り。
17.1km/L @124
D36(戻る)
単機,キロロへ向かいます。
D36>R393
キロロリゾートで開催されていたカワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)に立ち寄り。
バイクが沢山!
ワンコ(2匹)と一緒のバイクも!(旭川ナンバーだった。)
kuzuさんと彼のZRX。とても気さくな方で,なんというか,とても女性にモテそうな感じの人(笑)。
(後に拙HPの掲示板へ連絡を入れてくれた。)
GSのことやらパーツ調達のことやら,色々相談に乗ってもらい大変助かりました。ありがとう!!
さて,キロロのKCBMを後にして,再びR393の人に。
小樽へ向かいます。
毛無峠(けなしとうげ)を越えるときは頭をナデナデしながら通りましょう。
きっと何か毛髪的に御利益があります。(嘘)
小樽の街が見えてきた。
そうだ,小樽は坂の街だった。伊藤整がこの町の出身だったっけ?
もうじき国道に出る。
R393>R5>(小樽市街)
どうして小樽に来たかというと,リアのブレーキパッドがもう使用限界で,交換部品を入手する必要があったから。
佐川急便の配送員の人に尋ねたところによると,小樽市内にはオートバイ用品店という類の店舗はなく,あるのは全てバイク屋だろうとのこと。
国道沿いにレッドバロン小樽があった。
レッドバロンでパーツ販売をしてるなんて話を聞いたことはないし,てっきり「フロントフォークに赤男爵のシールを貼っていない車両は一切お断り!」だと思い込んでいたから駄目で元々という気持ちで尋ねたんだけど…。
「ごめんください。ブレーキパッドなんですが,分けてもらうことはできますか?」
「もちろん良いですよ。在庫が有れば,ですけれど。」 という嬉しい回答。
そして在庫確認が取れ,ストック棚から一つ渡してくれた。こうして無事に適合パッドを入手することができた。
髭男爵人形に「なーに,イイってことよ!」って言われたような気がする。
嗚呼,ありがとう,レッドバロン!
小樽は新旧の同居する港町風情。
短い滞在時間だったけど,なかなか楽しんだ。
鉄筋マンションと蔵造りの店舗。
煉瓦造りの鉄道橋脚と神社。
小樽駅。
R5
R5を余市方面へ下る。
今日は土曜日。
積んでいる荷物が少ないのは道内のライダーと思われる。
すれ違うライダーと挨拶交換をするのは,道内・内地のライダーを問わず,北海道ではごく当たり前のこと。
対向車と挨拶を交わした時の,この落ち着いた気分は一体何なんだろう。
R5>D753>D36
行楽車で込み合うR5下り線に別れを告げ(それはつまり,ニッカの余市醸造所への立ち寄りを諦めることを意味する),道道へ逃げる。
(青看板は,左・小樽,直進赤井川(D36),右・倶知安/仁木(R5)を示す。)
直進す。
冷水峠を越え,再び赤井川村に入った。
D36>D1022>R5
D1022は最高に流れ良し。しかし居住地域を抜ける道だったため油断ならなかった。
R5も銀山峠の周辺まで来れば流れ良し。小樽の西で流れが悪かったのは積丹半島への行楽車が多かったためか。
小沢駅で小休止。
末次商店で名物“トンネル餅”を購入。
小沢(こざわ)駅。
この駅は,駅舎100選だっけ?そんなのに選ばれてたような?
とても古い跨線駅舎が残っている。(残念ながら一部階段は利用不可となっているようだった。)
写真に日付が入っているのは,カメラのサブ機の設定未遂の為。
レッドバロン小樽で分けてもらったブレーキパッド。安かった。曙ならば品質も安心だ。
もうじきバックプレートにディスクが擦れようという頃合い。
しかし外してみれば,実際にはディスクのエッジ付近で少し摺り始めていたのでした。(汗)
このタイミングで交換できて無かったらやばかった。
交換作業をしながら餅を食う。これが昼食となった。
手,汚いんだけどね。あんまり気にしない。
“すあま”に似た餅。でも一般的なすあまより柔らかくて,ほっとする美味しさ。
原材料は米と砂糖のみ。
写真は食べかけ。
虫がいっぱい捕れました。
日なたは暑かった。
駅でトイレも借りて済ませる。
再びR5を下って倶知安方面へ。
倶知安峠を越えると,羊蹄山!!
羊蹄山。
全部出てきてくれてありがとう。
動画も撮ってみたよ。
R5(戻る)>D60
積丹半島へ向かうか再びニセコに向かうか最後まで迷ったが,せっかく羊蹄山を拝めたんだし,翌日は函館まで移動する必要もあるし,ということでニセコ周辺に留まることにした。
ツーマによるとD60は地元のライダーに人気の道とのこと。
なるほど,けっこうなスピードで何台ものバイクとすれ違います。
道道を外れて白い道に迷い込んでみる。
羊蹄山とニセコアンヌプリ。(いや,チセヌプリか?)
銀山方面。
(注:クリック先はパノラマ写真につきサイズ大。横スクロールで雰囲気出ます。)
はぁ〜。言葉はいらんね。
道道へ復帰。
そしてまた迷い込む。
一応,それっぽい写真も撮ってみたりして。
D604>D66
再びニセコパノラマラインに。
途中,若いキタキツネを見かける。どうやら昨日ここで見かけたものと同じ個体だったようだ。
写真でミラーに写る車両はハレー&ダビッドソン。
自車と似たようなペースでの走行となり,追い抜いてもらっても良かったんだけど先行するのが楽しくて,結局付かず離れず。
安定感のある上手なライダーだった。
しばしのランデブーを楽しむ。
道内の,それも地元ライダーらしかった。
この道は対向するバイクも多数。良い道だもんなー。
倶知安まで34km。
ニコまで29km。
ニセコ新見温泉に行きたかったんだけど,時計を見て止めておいた。
小さな峠を越えて,ニセコの山間に入っていく。
(注:クリック先はパノラマ写真につきサイズ大。横スクロールで雰囲気出ます。)
熊笹の茂る一帯で,夫婦が山に分け入っていた。聞けば,タケノコを採っているんだそう。
笹藪に入ったご主人が,時々「オイ!」と声をかけると,奥さんが「ハイ」と答える。そうやって薮の中で方向を見失うことなく活動できるように工夫しているようだった。
鳥のさえずりと夫婦のかけ声と。時々自動車やオートバイの音がこだまする。
国定公園内でのタケノコ取りはホントは御法度なんだろうけど,それを咎めるというのは何かがちょっと違うような気がしてならない。
D66よりニセコ方向を望む。
D66>D58
さて今夜の寝床探し。
昨晩の状況があまり良くなかったため,当初は連泊も有りかなあと思っていた湯本野営場には見切りをつけていたから,今日は出発時からテント等の一切の持ち物を引き払ってバイクに積んで行動している。
そこで新たな寝床探し。
ニセコ五色温泉そばのニセコ野営場を下見。
しかし何となくピンと来ずにここは見送ることにした。
D58より,ニセコアンヌプリを仰ぐ。
ニセコお花畑から倶知安まで,D58はほぼ下り坂のみ。
エンジンを止め,“フリー・フォール”で下っていく。
風の音とタイヤとチェーンのノイズだけ。サーッと静かに下る。
これはこれでとても楽しい走り。
(道交法的にはダメかも。)
羊蹄山の存在感は凄い。
D58で記念写真。
倶知安の市街地にほど近い旭ヶ丘公園キャンプ場に幕営。
(ここがダメならふきだし公園近くの京極スリー・ユー・パーク(有料)に行けばいいやと考えていた。)
肩の荷が降りた我がバイク。
以前から一度入ってみたいと思っていたニセコ五色温泉に入湯するために再びD58を駈け上がる。
ニセコ山の家のに入湯。
ニセコ湯本温泉の湯は灰色がかった乳白色だったけど,ニセコ五色温泉の湯は少し青みを帯びた乳白色だった。
入浴感は五色温泉の方が軽く感じた。これは好みだろうけど,自分は湯本温泉の濃厚な入浴感が好き。
能書き。
道南では熊といえばツキノワだから,館内に飾られている毛皮も当たり前のようにツキノワのもの。
でも最近はこの辺でもヒグマも出るんだそうで。どうしちゃったんだろうね。
ニセコ山の家にて入湯。
この向かいにある“五色温泉旅館”の方にも入ってみたいなぁ。(どちらも入湯料は同額で500円)
入浴後,再び“フリー・フォール”で倶知安までD58を降りる。
倶知安駅前で水を汲もうとするも,飲用の蛇口のみに変わってしまっていて,残念ながら水筒に羊蹄山の水を汲むことはできなかった。
駅前のコープで夕食の食材などを購入。
(カセットコンロ用ガスボンベ3本パックも購入し,余剰する1本は他のキャンパーに分譲した。)
買物後,明朝からの移動に備えてR5沿いのGSにて給油しておく。
18.2km/L @126
EG停止しての走行があったから燃費は参考値だな。
テントサイトに戻って。
ここは羊蹄山を望む丘陵地にあるキャンプ場で絶好のロケーション。
トイレ・水道・かまど等があり設備良く,ハイシーズンはとても混みそうだ。
今日の夕食はラム!
スタミナ付くぜ!
米の焚き加減も申し分なし!
これをジンギスカン・ダレと絡めて大好物の羊丼をあつらえる。美味いよー!
余分な脂は捨てるのがミソ。
ナスも焼いて,これはタルタルソースで食った。
食後,他のキャンパーの酒宴に加わる。
江差の北の町の兄貴(DT),伊豆ナンバーのワンボックスの親父さん,二宮のライダー(ちょっと元町のぐっちゃんに似てた),横浜のサイクリスト(しかし新旧のオートバイにやたら詳しい。)などなど。
食べきれないので取っておいた生ラムを提供する。
蛸足も一本買っていたので,タコしゃぶも欲しい人に突っついてもらう。
自分は満腹していてもうあまり食べられなかった。
自分はもらわなかったけど,果実酒用のホワイトリカーにポッカレモンを足したものを飲んでいて驚く。
味は馴れるそうだ。でもそれほど安上がりではないのが可笑しいと皆で笑う。(“取っ手”と大して変わらない。)
20:30頃から風が出てきて山を越えて来た空気に入れ替わっていくのを感じる。
一雨来そうだね,などと話していたらパラパラと始まった。
21:30頃お開きに。
自分のテントに戻り日記を付けていると雨は本降りに。
この分だと明日も雨だろうか。
走行:421km
平均速度:33km/h