(第3日目)夏油温泉(岩手県) 〜 大間崎(青森県)天気: 曇り → 雨 → 大雨 → 晴れ → 雨 → 曇り → 晴れ |
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日記より。
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4:00頃起床。
雨かなぁ。
西から雲が流れてくる。自分が今寒冷帯に居ることは昨日から走っていて知っているから,つまり今自分は前線の前後付近にいて,西側の日本海側に低気圧が居るという事なのだろうと推測。東の洋上に太平洋高気圧が張り出しているならば東側の天気は良さそうだけど,昨日からの感じだとあまり期待はできまい。
(その時の実際の天気図。via.HBC専門天気図)
ここは水はけが良く快適だった。まぁ駐車場なんだけど。
水道が出るならなお良かったけど。おそらく登山者向けの野営地なのだろう。
出支度をしていたら段々雨が強くなってきてしまった。
出発時メーター。
なんだかんだで手間取って出発が少し遅くなった。5:45
K122は山の中の道。
橋にはなまはげもいるよ。(青いのや黄色いのや色々いた)
K122
気温は快適な温度。合羽を着込んでいて丁度良い。
ここからの風景。いろんな空気がせめぎ合っている感じだ。
(注:クリック先はパノラマ写真につき,サイズ大。横スクロールで雰囲気出ます。)
K122>K37
K37は流れ良し。地元の通勤車も多数通行。地元の人にも便利な道なんでしょう。
なんということもない一画が,なんとも美しく見えたりします。
K37>(花巻温泉)>K37>R4
盛岡市街の手前,国道沿いのマックさんで朝食。
R4
盛岡市街は渋滞で非常に流れが悪かったが,市街を抜ければ流れが良かった。
(東北地方では,例えバイパスと名が付いていても通勤時間帯に一桁国道で都市部を抜けるのは避けた方が良いのかも知れないと思った。外環の県道か高速で抜けるべき。)
石川啄木歌碑を見ようと盛岡城跡公園(岩手公園) に立ち寄るも,酷い雨だったために駐車場でパチリといい加減なな写真を一枚撮ったのみ。
土砂降りだった滝沢(盛岡のチョイ北)のアメダス・データ。(ちょうど雨の強いときに通ってしまったようだ。)
沼宮内のGSで給油。
14.9km/L @119
市街地で渋滞に捕まったためか,燃費悪いなぁ。
やっと晴れたよ…。
R4
天気になれば写真を撮ろうという元気も出てくる。
すっかり濡れ鼠なので,道の駅で一休み。直射日光で一気に乾かします。
道の駅で売っていたイチゴで10時のおやつ。150円。美味しかった。
ここでも地元の親父さんと少しお喋りをしたけど,やはりヒヤリングに難がある。
親切に色々と教えてくれてるのに,悔しい思いをする。
一応地図チェックも。(あまり良く見ると寄り道したくなっちゃうから,一瞥するに留めるのです。)
道の駅のトイレにあったレバー。
冬季凍結防止の為のストッパーだろうか。ボタンが付いていた。
お〜。十和田の文字が。
R4もこの辺りは高速国道の風情。気持ちがよい。
R4>R104
南部の先で進路を八戸方向へ変え,R104に乗り換え。
八戸周辺は分かり難かった。
R104>白い道
八戸駅前を通過。
そうか,新幹線で来れるのか。
白い道>R454>K19
沿岸道路で北上します。
K19>R338
三沢の海岸で昼食としました。
北方の空,ありゃ雨雲ですナ。
南方は晴れて夏の空。このエリアがどんどん北上してくれれば良いんだけど。
四の五の言わずに昼食です。
ストックのあったシーフードヌードルを片づける。(がさ張るので邪魔だったのだ。)
ここはとても風が強かった。
自衛隊の戦闘機だろうか?アフターバーナーの音が凄まじく五月蝿かった。(最初,雷の音かと思ったよ。)
一応地図チェックもね。
また雨に降られそうだ。
R338
だんだんと人の手があまり入っていない場所を通り抜けることが多くなってきた。
冬はとても厳しそう。
原野の中に通された道なのだなぁ。
細かい雨です。
道はとても良い。(勝手に原発道路と命名した。)
風力発電機が何基も並ぶのが見えた。
六ヶ所あたりか。
この辺は圧倒的に漁業圏なんだろうなぁという感じ。それと,やはり,原発。
原発エリアを通り過ぎると,国道は一気にか細い道に変わってしまう。道路政策は,恥ずかしいほどゲンキンだ。
冷峠に入り込む前に給油することができた。一安心。
16.8km/L @123
スタンド係員の男性と少しお喋り。
うむ。若い人の言葉はちゃんと聞き取れる。標準語っぽく話してくれているせいだろうけれども。
R338>K7
冷峠へ。
冷峠を越える。
ウェット路面を走ることにだいぶ馴れてきた。意外と大胆に走っている自分に気付く。水たまりや白線でヒヤッとしないで済むように,十分にペースに留意しながら進行。
K7>R279>K4
むつ市内で荷物の再点検を済ませ,恐山の参道へ。
途中にある水場で手と口を清める。(岩清水のようだったので生で飲んだ。甘味なり。)
この参道を走って,この山に集う信仰の深さに触れた気がした。
なかなか楽しいワインディングなんだけど,ついついカーブにある仏像などに目がいくので,不思議な気分で登る。
参道には仏像のほか,丁目を示す道標が沢山立っていた。
上に掛けられた赤い布がここが現在も霊場として生きていることを物語っているような。
恐山に着いた。
(注:クリック先はパノラマ写真につき,サイズ大。横スクロールで雰囲気出ます。)
三途の川に掛かる太鼓橋。
車両はこの橋で三途の川を渡ります。
三途の川を渡った先には恐山が。
不謹慎な表現だけど,ここはあの世ーランド(あのよーらんど)なんだなと思った。
一瞬,イタコの口寄せに寄ろうかとも思ったものの,素直にUターン。
この景色を荒涼と呼ぶか,美しいと呼ぶか。見る人によって違ってきそう。
自分は美しいと感じた。
恐山をあとにして,引き続きK4を進行。
薬研温泉へのK4はダウンヒル。1車線ながら走り難くはない。
とても山深い。
K4
薬研温泉方面へ向かうも,こちらの方向はこの先で舗装路面が無くなるらしいことを地図で知り,この直後にUターンした。
K4
海沿いの国道へとどんどん下って行く。
もうじき国道との交差点。
K4>R279
国道を北方に折れ(左折),大畑町からさらに北上。
津軽海峡が見えてきた。
いくつもの岬を抜けると,海峡の向こうに陸地が…。
北海道だ!
この景色を見ること,『北海道を見る』こと。それがこの旅の目的の一つだったのだ。
うん,北海道はやっぱり遠いところだなぁと思ったよ。
でもそれを望むことのできる下北半島も遠い!(北海道以外からフェリーで行けないしな。)
海沿いを行きます。だいぶ日が傾いてきた。
風間浦村辺りのPより海峡を望む。
(注:クリック先はパノラマ写真につき,サイズ大。横スクロールで雰囲気出ます。)
バイクは雨中走行でドロドロに汚い。海外仕様車用のロングフェンダーが欲しくなる瞬間。
R279
大間を目指し進行。
日が差してきた。
大間に到着。
先ずは明朝のフェリーの手はずを整えるためにフェリーターミナルへ。
平家建の簡素なターミナル。
受付で色々と丁寧に教えてもらい,明朝の朝一番(6:00)にカウンターに来るだけで乗れるという事が分かった。
それでは,ということで大間崎に移動して有名なマグロちゃんと記念写真。
本州最北端の男になりました。
石碑の上の鳥が可愛い。
大間崎のすぐ先にある弁天島と弁天島灯台。
弁天島灯台は赤いシマシマ。
マグロちゃんは良く見ると意外とカラフル。そして光沢もある。
一本釣りの手もユーモラス。
大間漁港。
マグロの一本釣りにはここから出掛けるのかな。
大間崎テントサイトはフラットな芝敷き。寝心地は良さそうだけど,ちょっと水はけが悪そう。よく場所を吟味してサイトを決定。
さっそく幕営しますが,その前に乾燥作業を。
テントもひっくり返して良く乾かした。風が強いので転がっていかないようにペグを打っている。
町のスーパーへ買い出しに行く途中にあったバス停の待合所。
屋根が凄い傾斜。
晴れたよ〜。
スーパーマーケットはさすがの品揃え。
ホヤもあったけど,食べ方が分からないから買わなかった。どうやって食べるのが美味いのかな?
スーパーマーケット「マエダ」は国道の辻,消防署の向かいにある。
ちょっと贅沢。
許してちょんまげ。
アスパラの炒め(塩味)とウニ丼が今日の夕食。
生ウニはミョウバン無添加の生粋タイプでまことに甘味なり。味付けは醤油のみでワシャワシャ頂く。
食事は付近の建物建設(原発関係らしい)のために滞在している群馬の大工職人の親父さんとお喋りしつつ。
一癖も二癖もあるけどなかなか愉快な親父さんで,西湘BPの事などを面白可笑しく話す。
食後,缶ビール片手にテントサイトからすぐそばの大間崎へ。
風が少々冷たいけど,遠くに来たなぁとしばし感慨に耽ったり。
ジョナサンのホバリングを眺めたり。
石川啄木の歌に感じ入ったりしつつ。
明日の朝には函館に渡る。
20:20就寝。
走行:418km
平均速度:40km/h