ODD:29539
かねてから懸案のタペット調整。
結局いじり壊しましたが(涙)。
マペット調整が必要です(嘘)
事前のリサーチで、GPZ900Rはヘッドカバーがなかなか降りない、との事でしたので、
まずは外装を剥いでスキマを沢山作ります。
以下のページを参考にさせていただきました。
感謝。
http://park17.wakwak.com/~hogehoge/bike/tapetto.htm
http://www.ninja.cc/seibi/gallery.cgi?mode=mini&all=1
イグニッションコイルも降ろしました。
作業性が良くなりますので、正解だったようです。
一番の問題はコイツ。
冷却水のサーモスタットです。
エンジンヘッドへ取り付けられている8mmのボルトを弛め、
パイピングのクランプを弛めればずらすことができますが、
ガスケットが逝ってると水漏れを起こし、あとで泣きます。
自分は泣きました(笑)。
だいぶスッキリ。
コンプレッションを逃がすため、プラグも弛めます。
なんとかカバーが降ろせました。
ギリギリ。
んでもって、ガスケットを剥がしていたら怪我をしてしまった。
エンジン内部は鋭利な部分が多いなぁ。
何はともあれ、EG内部とご対面。
はじめまして。
思ったより状態は良いようです。
スラッジやガムもほとんど無い。
一番悪いとしたらここだなぁ、とアタリを付けていた1番吸気側のカム山。
囓り寸前、という状態ですが、まぁ、こんなもんでしょう。
1番(だったと思う)排気側。
確か2番吸気側。わりときれいなもんです。
ホッとしました。
カム山の減りはそこそこあるようですが、まぁ中古のGPZのODDメーターなんてアテになりませんから、稼働時間が全く不明の割にはEGの状態は悪くない、と胸をなで下ろしました。
調整前の測定値は以下の通り。(単位:ミリ)
予想に反して若干広くなってます。まぁ、狭くなってるよりましなので(?)気にしません。
\ | 1 | 2 | 3 | 4 |
in | 0.18 | 0.18 | 0.18 | 0.17 |
out | 0.26 | 0.22 | 0.26 | 0.22 |
in :0.15
out:0.20 を目指して調整しました。
調整作業に少しなれた頃、アジャストスクリューのバックラッシュの分を見込んで調整する、という事がやっと出きるようになりましたが、やっぱりめんどくさい作業であることには変わりありません。いい加減めんどくさくなった頃切り上げました。
ちなみにロックナットの締め付けトルクは2.5kg/mです。
テルクレンチで適当に締めましたが、相手が可動部品の割にそれなりの高トルク要求なのでちょっとビビリます。が、構わず締めますよ。グイグイ。
調整が済んだら元通りに組み直すだけ。
難しいことはないですがやっぱりめんどくさい…。
ネイキッドになったGPZ。
エリミネーターに見えなくもないな。
さて、組み直す前の試運転時の写真が下のもの。
困りました。水漏ってます。
ウォーターラインのOリングを使い回したのがあだになったようで、
少し水圧が上がっただけでピロピロと結合部から洩れてきます。
こうなると一度キャブを降ろして、サーモスタットハウジングを降ろして、という感じでOリングの交換の必要がありそうです。高い部品じゃないから財布には痛くないですが、ひたすらめんどくさい感がいっぱいです…。
ヤレヤレ。いつやるかなぁ。
こうなっちゃうとここを直すまで乗れないんだよね…。
2005/3/5追記
初めてGPZ900Rのタペット調整にトライする方のために。
特定の車種向けで、オーナー以外にあまり需要はないでしょうが、検索で飛んでくる方もいらっしゃるようですので参考になれば。